声楽の生徒さんに送った学習サマリー(有料オプション)の例です。

この方は、素人向けの某コンテストへの出場を控えており、遠方から何時間もかけ、はるばる名古屋までいらっしゃいました。
下記は、体験レッスン後初のレッスンで、コンテスト直前でした。「大黒さま」という唱歌をご立派に仕上げることができました。

プライバシーにかかわる部分は伏字(〇〇)にしてあります。
また、原文に少し修正を加えました。

なお、例1~4にはあった【むすび】という項目が無いですが、実は、下記サマリーは開校後 割と浅い時期のもので、【むすび】が無いこともあったんです(現在はあります!)。

是非参考になさってみてください。

【第1回】声楽の基礎、コンコーネ50番の1と2、大黒さま

 

〇〇さん

 

名古屋は、前日に続き青空が広がり、春らしく暖かい日となりました。花びらの舞う今日この頃、遠方よりお出でくださり、ありがとうございました。

そしてレッスンお疲れさまでした!今回はご入会後初ということで、姿勢や呼吸といった声楽の基本的なことから入り、コンコーネ50番の1と2、唱歌「大黒さま」を進めていきました。以下にて今回の内容をまとめましたので、復習にご活用ください。

 

【声楽の基礎】

まず、声楽の基本として大切なことは、正しい姿勢で立つということでしたね。そこで必要となる知識はマッピング(mapping)。要は、身体のどの場所に何がどのように位置しているのかを正確に把握することであり、これがまず、正しい姿勢をはじめ今後の声楽スキルの向上では欠かせない下準備です。今回は、姿勢を保つために大切なもののひとつである背骨のマッピングを行い、脱力・矯正し、自然体で立つことをやっていただきました。ただ立つだけというのは、本当に難しいことです。無駄な癖を落とし、重心を感じ、重力に従って立つわけですね。まずこれがニュートラルな状態です。またご自宅で、鏡を見ながら確認なさってみてくださいね。

次に、呼吸について軽く触れていきましたね。声楽の呼吸で大切なのは、やはり腹式呼吸です。二足歩行の我々人間にとっては、腹式呼吸より胸式呼吸のほうが便利になってしまいましたが、腹式呼吸をすることで息を合理的に使い、また遠くのほうへ声を届けることができます。腹式呼吸は動物本来の呼吸なのですね。ただ実際は、腹式呼吸と胸式呼吸のバランスを保ちながら歌うことが理想です。速く吸える胸式呼吸にゆっくり吐ける腹式呼吸の組み合わせ…。もちろん、役割はこうだと頭ごなしに決め付けることはできませんが、これは人間の成しえるワザかもしれません(^^)

 

【コンコーネ50番の1と2】

呼吸について触れた後は、コンコーネ50番の1と2をやっていきました。いずれの曲も、以前に経験がおありとのことで、スムーズに進めていくことができました。きちんと声が出ていて、音として鳴っていたように思います。ご自宅で復習していただきたい点は、まず、一音一音改めて音をとるのではなく、ゴムの伸縮のように音を紡いでいくことです。平たく言えば、なめらかに歌えるようにしましょうということですね。今回少し気を付けただけでできたので、今度は慣れていきましょう。また、高い音ほど、軟口蓋からノドの奥を高く保ち、重心を下げる必要があります。この際、まずは声を下のほうに向けて出す、ということを意識してみると良いでしょう。逆に低い音では、上のままの響きを保ったまま、無理に下げないようにします。以上を意識するだけでも、だいぶ歌いやすくなることと思います。

今回、時間があったので 3 もやりましたが、この曲での課題点も上記のとおりです。非常に良いペースなので、ご自宅では、ストーリーを考えたりしながら曲を深め、できれば暗譜していただきたいなあと思います。

 

【大黒さま】

唱歌「大黒さま」も、とても良く歌われていましたね。声はしっかり出ていたので、予選に出ることになった場合は自信を持って歌われれば良いと思います。子音を立てると、より言葉が聞き取りやすくなりますし、それに合わせて息も流れやすくなります。ただ、子音だけが突出したり、息をバッとたくさん消費したりしないようお気を付けください。あと、ピョンコ節が大切ですね。重力を感じ、鞠つきのような弾みを感じながら歌うことを今後もお心がけください。リズムに合わせて顔などが動く傾向にあるので、なるべく動かさずに歌いましょう。そのほうが呼吸が安定しやすく、また重心も浮きにくくなります(そのときに体はリラックスしたまま保ちます)。朗読も、じっくり入念に続けられてださいね♪

 

【次回やること】

次回は、姿勢と呼吸についてより深く見ていき、コンコーネ50番の3と4をやっていきましょう。唱歌については、次回の日時が決まり次第考えたいと思います。

 

また何か疑問点等ございましたら、お気軽にお尋ねくださいね♪では、気を付けてお帰りくださいませ。

 

はと出張音楽教室 蔭山卓司