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はと出張音楽教室の蔭山です。

 

声楽初心者が抱く、“ 声楽の歌声のイメージ ” というのは、
実際求めるべき姿とはかけ離れていることが多いです。

これは、私がこれまでレッスンをしてきたり、
声楽にあまり触れたことがない人とお話したりして感じました。

 

こんなイメージを抱かれているのです。

 

  • とにかく大きく声で歌う
  • 太く厚く、詰めたような声で歌う
  • 喉仏を思いっきり下げて歌う
  • 腹に力を入れて歌う
  • 胸を張って歌う
  • 両手を腹の前あたりに組んで歌う
  • 目を見開いて歌う

 

さて、あなたはどうでしょう?
ひとつでも「これ思った!」というものはありましたか?

 

何を隠そう、私もかつてはそうでした。

 

声楽(特にオペラ)のイメージは、
とにかく日頃の声とは180度違うような太い声で、
胸を張り、叫ぶようにして歌うものだと思っていました。

 

しかし現実は違います。

 

声楽の発声では、
普段の話し声の延長線上の声で響きを作り、
極力省エネルギーで細く遠くに声を届けていきます。

 

ポイントは、「普段の話し声の延長線」という点で、
いかにして無理のない自然な話し声を見つけ、
それを歌に応用していくか?
というのが大切になってきます。

もし日頃の話し声に変な癖があるのであれば、
それを取り除いて、自分の素の声を探すことが先決となります。

 

あなたはいかがでしょうか?

 

私はよく、街中や電車の中で色んな人たちの声を聴いています。
そこで気になるのは、やはり声の癖です。

むろん、人間は無くて七癖といいますから、
声に関しても少なからず何らかの癖があって当然かと思います。

でも、明らかに直したほうが良いと思うような癖を持っている人もいます。

 

声には人生や性格が大きく影響し、
私だって、少なからず何らかの癖を持っているはずです。

また、憧れの芸能人や歌手、声優、恋人がいるなら、
知らず知らずのうちに声の質やトーンを近しくしてしまうこともあるでしょう。
(これを、「同調」や「ペーシング(pacing)」といいます)

 

そうして作られた話し声の癖は、立派な個性ともいえますね。

 

ただ、声楽(やボーカルでもだと思います)においては、
まずは余分な癖を取り除いて自然な声を見つけていく必要があります。

でなければ、ノドに変な力が入って負担がかかって声帯を壊したり、
響きのある通る声を求めたりすることができなくなってしまいます

さらには、表現面でも、
声が偏ってしまうと幅が縮まってしまいます

MT車のギアでいうニュートラルな声であれば、
ローに入れたりサードに入れたりオーバートップに入れたりすることができ、
その分、声の表現の幅も大きくなりますよね。

 

(けれども声楽では、あからさまに声質を変えて表現することは、
オペラで個性的な役を演じない限り、あまり無いでしょう。
細かいニュアンスの表現なら、普通に唱歌などでも行います)

 

もし今、声楽の歌声に付いて間違った認識を持っているなら、
この場で捨ててしまいましょう!!

 

野太くノドを詰めたような声で歌えば、
たしかに立派そうに見え、
日本人の素人であれば「スゲーッ!!」と褒めてくれるかもしれません。

 

でもそれは本当は違うんです。

 

正しい発声で歌うと、
日本人の素人であれば「ふ~ん」という感じになってしまうかもしれませんが、
それが声楽というものです。

 

参考までに注意したい例をいえば、
「千の風になって」を歌った秋○さんの歌声は、マネしないほうが良いです。
(ただ、日本人が好きそうな声ですし、素人からしたらオペラっていう感じはしますよね)

 

そもそも、憧れが誰であろうがマネすること自体良くないので、
しっかりと自分の声と向き合い、自然な声を見つけていきましょう!

それが声楽上達への第一歩です。

自然な声が見つかったのであれば、
あとは好き勝手声を作っちゃえば良いと思います!
(・・・というのは極論もいいとこの極論ですが^^;)

 

では、さらば!

 

 

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