声楽はストレス解消や精神鍛錬に良い習い事

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はと出張音楽教室の蔭山です。

 

今の日本は、何らかのメンタルヘルス不調を抱えている人が非常に多く、日々、あらゆる重圧に耐え忍んで過ごしている方も多いと思います。

厚生労働省が5年ごとに行っている『労働者安全衛生調査』(2016年) でも、「現在の仕事や職業生活に関することで強いストレスとなっている」と感じている人は労働者の 59.5% です。

それだけでも凄まじい数値ですが、学生、自営業者や専業主婦を加えたら、悩める人はもっと多いことでしょう。

人は、心身共に疲れてくると、どうしても物事をマイナスに考えてしまい、なかなか明るい気持ちになれません。

嫌なことを思い出してイライラ・・・。
自分の悪いところばかり気になり、憂鬱にもなりますよね。

 

そういった数々のストレスは、体内に蓄積すればするほど良くありません。
ストレスは万病の元であり、体としても精神としても、何らかの悪影響が及んでしまいます。

だからこそ、そうなる前に「予防」に努めることが大切です。

 

習い事は、ストレスを解消するためのひとつの手段です。
「やりたい!」と思える習い事なら基本的に何でも良いでしょう。

そこで私はひとつ、「声楽」を提案したいと思います。

 

声楽は、ストレス解消にうってつけの習い事である

 

「声楽」と聞いて何をイメージするかは人それぞれですが、
簡単に言えば、ピアノの前に立って肉声でクラシックなどの曲を歌うことです。

ホールで歌うときは、後ろの席まで届くように声をコントロールします。
そのためには、たくさんのエネルギーを使います。

 

声楽を習っている方が口をそろえて言うのは、

声楽を習い始めてから、気持ちが前向きになった

ということです。

当然、講師と生徒の相性も関係してきますが、それを抜きにしても、
深い呼吸をして自分を表現していくことがいかに心身に良いか、習っている皆さんは本能的に気付いているようです。

 

声楽はスポーツの一種ともいえます。

普段デスクワークをしている人は、身も心も縮こまってしまいます。
でも、声高らかに歌うことで、溜まったストレスや暗い気持ちを晴らすことができます。

逆に、普段体を動かすけれど、かえってそれがストレスになっている人だと、
落ち着いた深い呼吸をして歌うことで、気持ちがスーッと楽になります。

深い呼吸(バランスの良い腹式呼吸と胸式呼吸)では、自律神経を整えることもでき、
気持ちが落ち着いたり血行が良くなったりもします。

 

また、声楽では、詩や音楽の世界を、心を通して味わいます。
その過程で、人間の内面的なところに触れることができ、美しい世界を冒険することができます。

人間関係でイヤなことがあったとき、そういった美しい世界が、そっと背中を押してくれたり、憂鬱な気持ちを浄化してくれたりするのです。

何かの役になり切って歌う曲もありますが、そういったものでは、
普段の自分とは違うキャラクターにもなれ、自分の内に隠れていた潜在能力を引き出すきっかけにもなりえます。

 

したがって、声楽というのはストレス解消に向いている習い事といえます。

習ったことのない人には「ただ歌うだけじゃん」と思う人も少なくないですが、
歌の世界を冒険することの愉しさは、習い続けた人であればきっと分かることができます。

 

声楽は、精神を鍛えることもできる習い事である

 

声楽では、たくさんの詩に触れ、詩人たちの心と会話することができます。
名を残した詩人は、やはり私たちに多くの気づきを与えてくれます。

ストレートに「ああしたほうがいいよこうしたほうがいいよ」とは書いてなくても、
美しい世界や深い精神性に触れることで、日常の思考などに多くの気づきを与えられます

そういった意味で、精神にとってはプラスの効果を生んでくれるはずです。

 

また、声楽に限らずどんな習い事でも言えることですが、
自分のスキルアップを図るにあたって、さまざまな壁にぶち当たります。

思いどおりにならないと、すごくつらい気持ちになります。
私も、そういった思いを何度も経験してきましたし、今でもします。これからもするでしょう。

そんなときでも、ひとつ上の自分をイメージして、練習に励みます。
その努力を積み重ねることで、知らないうちに精神力が鍛えられていきます。

 

ちなみにですが、私のレッスンでは、調教的な教育で精神を鍛えるなんてことはしません。

日本の習い事では「スパルタ教育こそが精神を鍛えるやり方だ」という面がありますが、
それだとかえって生徒は委縮してしまい、ストレスが溜まってしまう気がします。

プロになる上では、厳しい面も多少は必要なのかもしれませんが、
日頃の鬱憤を晴らしに来ている人にとっては特に意味がありません(スパルタ教育を受けることで鬱憤を晴らしたい人は別ですが)。

でも現実的には、音楽業界では、やたらビシバシと教える先生が多いものです。
小さい子どもにさえツラく当たるピアノの先生のことを、たまに話に聞いたりします。

そうではいけない。
指導者は、生徒の話を聴き、良さを引き出し、目いっぱい表現してもらうことを念頭におくべきです。

私は、そういう考えを持ちながら指導しているつもりです。
(至らぬ点も多く、ご迷惑をおかけすることもありますが・・・)

 

話を戻しますと、声楽の内面の世界に加えて、そういった日々の練習の積み重ねで、徐々に精神を鍛えることができるわけです。

仮に本番を設ければ、それを目標に自己マネジメントをし、己を高めていくこともできます。
逃げたくなるようなときも出てきますが、そんなときは、指導者からパワーをもらえばOK!

 

けれども、自分のやりたいことで悩めるのは、たしかにストレスであってもプラスのストレスです。
マイナスのストレスはあってはいけないですが、プラスのストレスがほど良くあると、ちょっと気持ちがいいものですね。

 

最後に

 

私は声楽が専門なので、声楽をひいきするような内容になってしまいましたが、
もう一度言うと、声楽は、ストレスを解消したり精神を鍛えたりするのに良い習い事です。

 

「声楽なんてよく分からん」

「歌うのはちょっと好きじゃないなあ」

 

と思った方も、ちょっとだけかじってみるのも良いかもしれません。
色々な歌に触れることで、心が柔軟に、そして豊かになるはずです。

日々、自己承認欲求が満たされずにイライラしていても、たくさん歌って自己表現することで、自然と気持ちが明るくなっていくものと思います。

 

では!

 

 

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