音楽は文系?理系?
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音楽は文系?理系?

音楽は文系?理系?

ご訪問ありがとうございます!
はと出張音楽教室の蔭山です。

 

私は、高校生に入ってから音楽の道に進むことを決めました。
勉強・受験に一生懸命な高校だったので、
音楽の道を進むのは大変異色な存在でしたね。

2年生からクラスが文系と理系に分かれ、
3年生では、文系クラスがさらに私大と国公立大のクラスに分かれました。

文系クラスは、国語(特に古典)や英語、地歴公民などに力を入れるクラス、
理系クラスは、数学や化学などに力を入れるクラスでした。

 

私は「音楽」というわけで、
最初、一体文系or理系のどちらのクラスを選ぶべきか悩みました。

 

そして、結局どちらを選んだと思いますか?

 

・・・答えは、文系です。

 

音大志望者は「文系」に進むのが常識!?

 

担任の先生には、「あんたは文系を選びなさい」と言われました。
当時通っていたピアノ教室の先生も、「文系にしてね」と言われていました。

そして、音大に入ってからまわりの人に聞いてみても、
「私は理系クラスだったよー」という人は皆無に等しい状態でした。

 

風潮としては、音大志望者は文系クラスに進むのが常識のようでした。

 

その理由としては、ごく単純で、

 

  • 音大の入試で理系科目が課されることはほぼない。
  • 文系クラスのほうが、ピアノや声楽の練習時間をとりやすい。
  • 音楽といえば文系寄りだから。

 

といった感じです。
これらは私が編み出したわけではなく、色々な人の意見をまとめた結果です。

 

私は文系クラスだったため理系クラスのことはよく分かりませんが、
少なくとも私がいた高校でも、
見た感じでは文系クラスのほうが「格下」みたいな風潮があった気がします。

つまり、文系のほうが勉強をがむしゃらにやらなくて良く、
また、補習をサボっても、さほどお咎めを食らわないで済む
、ということです。
(あくまで私が受けた印象にすぎません。)

 

音大志望者は、レッスンに通ったり自主練習をしたりする時間が必要で、
私は何度も業後補習を休んだりしました。

もしかすると、文系だったからこそ休みやすかったかもしれないのです。

元々勉強に厳しい高校だったこともあり、
理系クラスだったら、文系ほどには簡単には休めなかった可能性もあるし、
課題の量も、もしかしたら違っていたかもしれませんね。

 

でも「理系」でも良かったかな、と考えている

 

私は、元々理系脳なのか、
五教科のうちで数学が最も得意な教科でした。

学習塾で講師アルバイトをやっていたときも、
数学の授業は好きだったし、自然と熱が入りました。

さらに、私は相対性理論などの物理学も好きです。
もちろん勉強をしていないので詳しい理論は知りませんが、
音楽同様に、非常に興味深い学問です。

 

私がもし音楽の道に進んでいなければ、
多分、というかおそらく理系クラスに進んでいました。

本当は理系クラスに進みたかったのです。
理系クラスにいながらして、音楽の道を目指したかったのです。

 

地歴公民(いわゆる社会科)はあまり好きではありませんでした。
地歴公民に割く時間があったら、数学や物理をやりたかったのです。

そのほうが、もっと楽しかったような気もします。

「理系に行くと、練習やレッスンの時間がとれなくなる」

と当時は考えていたわけですが、今思えば、
あの頃理系クラスでも「音楽の道へ」という軸をブラさなければ問題無しだったように思います。

 

そう、“軸をブラさなければ” です。

 

文系クラスであっても理系クラスであっても、
自分の目標をしっかり固持して練習やレッスンに励めばそれで良し!
であるわけですね。

「文系にしなければならない」

という固定観念は、必要ないような気がします。
むろん、文系クラスが良いならそれで良いと思いますが。

 

本当に音楽は「文系」寄り?

 

「音楽は文系寄り」という考えをたまに聞きますが、
私はそうではないと思っています。

 

たしかに、音楽(とりわけ声楽)は文学的な要素が強く、
また小説のように、想像力や感情を取り扱うことも実に多いです。
演奏家の多くも、情緒面がかなり磨かれていると言えます。

が、一方で、音楽は「時間の芸術」とも言われます。
時間やテンポとは無縁ではいられないし、
楽譜を分析して理解したり、楽典・理論をたどって解釈を深めたりします。

さらには、練習や将来設計などではPDCAサイクルをとることもあります。

 

  • Plan(目標や計画を立てる)
  • Do(計画を実行する)
  • Check(進捗状況を確認したり検証・評価したりする)
  • Act(改善する)

 

以上から、音楽が文系寄りであるとは言えませんね。
ある側面では文系寄りかもしれないし、別視点では理系寄り。
総じて見てみると、どちらも有していると言えます。

 

ただ音楽を聴くだけなら文系寄りとも言えるかもしれませんが、
音楽と深く接する場合は、どちらと決めつけないほうが良いでしょう。

 

そもそも、文系クラスは本当に「文系」?

 

高校の文系クラスでは、
国語や英語、地歴公民などの文系科目に集中的に注力します。

でも、例えば現代文の論説文を読み解くとき、
果たして全て感情論で解決できるのか?
と言ったら、そういうわけではありません。

論理的に文章を読み解く能力も必要です。

中には感覚的に読み解いてしまう強者もいるとは思いますが、
文系クラスにいる人でも、その大半が論理的に読み解いているはずです。
とりわけ古文や漢文となれば、もっと論理的な読解力が必要でしょう。

 

その「論理的」という点がミソで、
いわばこれが、俗にいう理系脳(左脳)が司る部分です。

要は、学校で習う文系科目では、
文系脳(右脳)だけでなくて理系脳も使わないと点数を取れないのです。

逆に、理系科目であっても、
数式が表すミクロの世界や未知なる世界を、
脳内でイメージして考えるセンス(文系脳)も必要となってくるはずです。

 

となると、文系クラス・理系クラスというのは便宜上のものにすぎず、
実際は、どっちの脳を中心に使うとか育てるとかといった話ではないわけですね。
言うなれば、どちらのクラスでも、両方の脳をバランス良く育てる必要があるでしょう。

 

よって、文系クラスが=俗にいう「文系」 とは限りませんね。

これは、音楽も同じことです。
先述のように、音楽だって文系要素・理系要素の両面があります。
バランスのとれた状態こそ理想と言えましょう。

 

むしろ、文系クラスでも情緒性に欠いている気も・・・

 

あくまで私の人生を基にすると、
日本の学校教育というのは、どうも「理屈」が大好きなような印象があります。

 

文系クラスであっても、やたら頭を使い、
むしろ 俗にいう理系脳を育てていることになるのでは?と思うこともあります。

文系クラスであっても、情緒について考えたり、
イメージングの訓練をやったり、感情表現のエクササイズをやったり、
といったことは、あまりしないですよね。

 

音楽、美術、体育などの授業では、
そういった取り組みを取り入れていることも比較的多いかもしれないので、
俗にいう文系脳の強化は、その実技教科こそ担っているようにも思えてきます。

 

芸術クラスがあれば、そこが一番かも

 

高校のクラス分けの進路で悩んでいる人へのアドバイスはこうです。

 

もし、文系でも理系でもない芸術クラスがあれば、
それを選ぶのが一番かもしれませんね!

 

もちろん、文系クラスが良ければ文系クラスで良いと思いますし、
理系が良ければ理系で良いと思います。

 

ただ、学校によって特色や慣習みたいなのもあるでしょうから、
その辺は考慮して考えたほうが良いかもしれないですね。

理系クラスにやたらと力を入れていれば、
補習欠席も許されない場合もあるでしょう。
逆に文系クラスだとぬるすぎて話にならない場合も無きにしも非ずです。

(↑ 文理が入れ替わったパターンもありえるかもしれません)

 

入試科目も考慮に入れて考えてみよう

 

それと、もっと現実的に考えるならば、
あなたが第一に志望している音楽大学の入試で、
どんな科目の試験が課されているか?というのも考慮に入れるべきです。

 

もしあなたが元々数学や理科が得意で、
かつ入試科目でも選択可能となっているのであれば、
間違いなくそれは武器!理系クラスを検討してみましょう。

元々数学や理科が得意で好きなのに、
入試科目にて選択不可能となっているのであれば、
苦手な国語や英語の強化をすべく、文系クラスを選んだほうが良い場合もあります。

 

この辺は、答えは一つではないと思います。

 

音大以外の大学を受験するとなれば、もう少し複雑になってきます。

 

「どうしても○系クラスじゃなきゃイヤ!」という信念がなければ、
自分のウォンツやニーズに合わせて、よく考えて決めましょう!

 

そして、現在音楽に勤しんでいる、私を含めた大人も、
文系脳や理系脳にこだわることなく、色々な考えを巡らせて、
バランス志向で前向きに進んでいきたいものですね♪♪

 

では、さらば!!

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