次のアおよびイの旋律について,適切な拍子記号をそれぞれ後の[拍子群]から選び,正しく譜表に書き入れよ。また,拍子感を明確にすべく,小単位ごとに ○ などの囲みを自由に描き入れよ。

 [拍子群]

16分の9拍子  8分の9拍子  4分の5拍子  1拍子  8分の6拍子

 

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答えの例は・・・・・

答えづらい設問で失礼いたしました。

一体何に気付いていただきたかったか?というと、アの場合、小単位を ○ で囲むと、一小節あたり ○ が3つになる(大きな3拍となる)ので、8分の9拍子は「3拍子系の拍子」だと判断できますねということです。確かに、拍子記号どおり、一小節には9拍存在します。が、「計9拍 = 大きな拍1つあたり3つの細かな拍 × 3つ」と捉えることができるわけです。細かな3拍と大きな3拍が複合しているので、8分の9拍子を “複合” 拍子と呼ぶのだと思われます(よくある8分の6拍子も同様の原理で、「計6拍 = 大きな拍1つあたり3つの細かな拍 × 2つ」であるため「2拍子系の拍子」と判断できます)。今回は、以上のことを、解きながら気付いていただきたかったのです。

一方、イの4分の5拍子は混合拍子です。「3つの細かな拍 + 2つの細かな拍」や「2つの細かな拍 + 3つの細かな拍」というように、3拍と2拍が “混合” されているものとして捉えるのがオーソドックスですが、ときに、拍子記号どおり素直に「5つの細かな拍」としても捉えることができるケースもあります。ちなみに、「2.5 + 2.5」という非常に珍奇な捉え方をしない限り、上の複合拍子であったような「何拍子系の拍子」という概念は入る余地がありません。「2.5 + 2.5」であれば、均等に大きな2拍になるため「2拍子系の拍子」といえそうです。が、そうなれば もはや混合拍子とはいえず複合拍子ではないか?という気がしますね(かなり例外的なので、楽典の問題を解く際、そこまでは意識しないほうが良いです)。

なお、上記の ○ で囲ったものはあくまで解答例なので、全く同じでなくても構いません。ともかく、上記解説の論点が理解できていれば問題ありません。今回の論点は、実際に演奏するときにも重要なものです。

 

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