合唱部員の水樹は,後の譜例をもとに,友人の影村と次の会話をしている。

  • 水樹「5小節目の4拍目から歌ってくれない?」
  • 影村「え?」
  • 水樹「赤い矢印が付いてるところだよ」
  • 影村「水樹君,その場合は “5小節目のアウフタクトから” って言うべきだよ」
  • 水樹「まあ,そうとも言うよね」
  • 影村「・・・じゃあ歌ってみるからよく聴いててね」

この会話について,音楽的な観点から見て最も適切なものを,次のうちからひとつ選べ。

ア 水樹は不適切な発言をしているが,影村は不適切な発言をしていない。  
イ 影村は不適切な発言をしているが,水樹は不適切な発言をしていない。  
ウ 水樹も影村も不適切な発言をしている
エ 水樹も影村も不適切な発言をしていない

  
 譜例

 

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答えは・・・・・

 ア

水樹は,赤い矢印の所を「5小節目の4拍目」と言ったが,これは影村の言うとおり「5小節目のアウフタクト」あるいは「4小節目の4拍目」と言うべきところである。

今日は、珍しく実践的な応用問題でした。一昨日と昨日でやったとおり、弱起(アウフタクト)は基本的に曲頭に見られるものです。しかし設問の譜例のように、曲の途中においても、”ひとつのフレーズにおける” アウフタクトが存在し得ます。また、アウフタクトはフレーズの頭が次の小節からはみ出たものなので、設問のケースでは「5小節目のアウフタクト」と指すことになります。が、混乱を避けるため、「4小節目の4拍目」と指してもOKです(「4小節目のアウフタクト」はNGです)。いずれにせよ、曲頭の不完全小節は小節数にカウントしないのでご注意ください(曲尾の不完全小節はカウントします)。

 

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