楽典の勉強方法

ご訪問ありがとうございます。
はと出張音楽教室の蔭山です。

 

この記事を開いたのは、
音大受験を考えている受験生の方々か、
音大の楽典(音楽理論)の講義で苦しんでいる方々かと思います。

そこで今回は、そういった方々に、
楽典の自宅での勉強方法についてお伝えしましょう。

 

ただ、先にがっかりするようなことを言っておくと、

 

王道といえる勉強方法はありません。

 

なので、そのつもりで読み進めていただきたいと思います。

 

好ましくない例と好ましい例

 

まず、普段あなたはどのように楽典の勉強を進めていますか?

レッスンに通って教えを受けている人は、
その先生の言われたとおりにやっているはずですが、
中にはサボっていたりする人もいるでしょうし、完全独学という人もいるでしょう。

まあとにかく、あなたの自宅での勉強方法はどんな感じでしょうか?

 

好ましくない例

 

ここで、「こんな方法で勉強しても、なかなか身に付かないよ!」
という勉強方法例を挙げてみましょう。

 

  • 本の内容をノートにキレイにまとめているだけ
  • 楽典の本を読んで終わり
  • 出された宿題を「やらされている」感じでやっている

 

さて、どうでしょうか。
どれかひとつでも当てはまるものがあれば、要注意です。

 

本の内容をノートにキレイにまとめるのは、
一見すごく勉強している感じがしますが、
多くの場合は「自己満足」で終わってしまいます。

必要なことを中心にまとめるのは良いことですが、
ただただまとめて終わっているだけなら学習効果はありません。
キレイにまとめることが目的ではいけない、というわけですね。

 

そして、楽典の本を読むという行為。
これは必ずやっておきたい学習方法ですが、
それ だけ になってしまうと、ちょっといけません。

読んだだけでは、「理解したかも?」という状態になるだけで、
本当に実力がついているかは分かりません(たぶんついていないですが)。

 

それから、出された宿題も、
「宿題だからやる」「やりたくないけどやる」
というマインドでやっていては、確たる力は定着しません。

 

 

好ましい例

 

では、好ましい学習方法の例はいったいどんなものでしょうか?
私が好ましいと思う例は、以下のとおりです。

 

  • 練習問題にも多くの時間を割いている
  • 楽典の本はリラックスしながら読む
  • 出された宿題と同じような内容の問題をたくさん解く

 

楽典も、実技と同じです。
たくさんの練習が必要で、その努力を怠ってはいけません。

練習問題を解き、分からないところは適宜調べ、知識を入れます。
そしてまた問題を解いていくことで確たる力にします。

体に覚え込ませていくようにして学習を進めるわけです。

問題を解いてから、再度本を一読すると、
なんと、はじめ読んだときよりもスラスラ読み進めることができ
確かな実力を実感することができるでしょう。

 

楽典テキストを読むときは、常にリラックスモードが大切です。
ソファーでくつろいだり台所でおやつを食べたりしながら読んでみると良いでしょう。

勉強というと、どうしても机の前に座って真面目にやるイメージがありますが、
実は、東大生の多くは、子供時代にリビングで勉強していた人が多そうです。

自分がリラックスして読める状態のときは、心にも余裕があり、
落ち着いて内容を理解することができます。

それに、リビングにはいろいろな刺激(テレビの音、家族の声、ニオイなど)がありますが、
それらの刺激と楽典の内容がヒモづけられ、意外に記憶に残るんですよね。

これは、他の教科(数学や英語など)や資格の勉強でも同じです。

 

以上の学習をしつつ、問題をどんどん解いていきましょう。
宿題があるなら、それを超越する勢いで解きます。
問題集を買って、なるべく多くの問題に触れることが大切ですね。

 

ほかに心がけておきたいこと

 

上では、好ましい勉強方法の例を挙げてみましたが、
「これも心がけてみるといいよ!」という事柄がいくつかあるので、
ここでご紹介したいと思います。

 

  • スケジュールには余裕を持たせる
  • 時間ではなく質が大事と心得る
  • 集中力が切れたら休むか切り上げる
  • 隙を見つけては勉強をし、それを癖にする
  • あまりスマホやPCの画面を見ない
  • なぜ楽典を勉強すべきかを知る

 

どれも大切なことなので、一個ずつ説明していこうと思います。

 

スケジュールには余裕を持たせる

 

私は高校時代、分刻みで一日のスケジュールを立てていたことがあります(笑)
当時はストレスなんか気にせず、アホみたいに自分をがんじがらめにしていました。

でも、全てが思うように進むはずはありません。
日によっては疲れが溜まっていたりして、勉強がはかどらないときもありました。

そんな日は、「ここまでやるぞ!」と決めていても、
時間内に終わらず、悔しい思いをしながら次のプランに移ったりしました。

私は元々楽典が好きだったので、分刻みスケジュールでも我慢できましたが、
苦手な人にとっては、きっと、
中途半端なまま、月日だけが過ぎていく気がします。

 

苦手な人はスピードも遅く、一個一個につまずきやすいので、
かなり余裕を持たせたスケジューリングが必要となってくるでしょう。

「これくらい30分もあれば終わるだろう」と思っても、
その倍くらいは時間をとっておくと安心です。

 

勉強中は、思わぬところでつまずいたりして、
その原因究明にやけに時間をとられることもあるし、
トイレに行きたくなったり大事な電話・来客が入ったりすることもあります。

 

「時間」ではなく「質」が大事と心得る

 

時間に余裕を持たせることは大切ですが、
ただただたくさんとれば良いというものでもありません。

勉強の質を維持できるだけの時間・量にし、
終始しっかり集中して勉強できるようにスケジューリングしましょう。

もちろん「場所」も大切です。
落ち着いて自分のペースを保てる場所を選びます。
(静かすぎて落ち着かない場所は良くありません。)

 

そして、ダラダラとやっていては、いくら毎日2時間ずつ勉強しても無意味。
ダラダラ2時間と集中30分では、後者のほうが良いと心得ましょう。

 

集中力が切れたら休むか切り上げる

 

集中力が持続する時間は、平均して50分くらいだと言われていますが、
日によってバラツキがあって当然です。

 

何はともあれ、集中力が切れてしまったら身になりません。
そのままダラダラと続けているくらいなら、パーッと休んでしまったほうが得です。

トイレに行くのも良し、おやつタイムにするも良し、
ピアノで指慣らしをして気分転換するも良し、Twitterでつぶやくも良し!

 

ただ、可能であれば、
そういった “ 休憩タイム ” というのも見据えて スケジューリングすると良いですね。

そうすればスケジュールから大きく逸脱することもなくなり、
すぐに軌道修正ができるはずです。

 

でも!

あまりに余裕がありすぎる甘ったるいスケジュールではいけません
ある程度自分の背中を押してくれる程度のスケジュールが良いでしょう。

 

隙を見つけては勉強をし、それを癖にする

 

日々のスケジュールには、隙が隠れています。

学校に行くときの例では、駅のホームで電車を待っているときがそうです。
学校でも休憩時間があるし、家でも、ちょっとご飯を待っている時間があります。

 

そういった隙間時間も、勉強できるチャンスです。

 

これは別に楽典に限ったことではなく、
地歴公民や理科、英単語などにも言えることですね。
楽典でいえば、楽語や意味などを覚える格好の時間とも言えそうです。

常に楽典の本やミニ参考書などを持ち運び、
隙があるときに1つでも多くのことを覚えられると良いですね。

それを365日続けて1日1個ずつ覚えたとしても、
やっていない人に比べたら365個も多く覚えることになります
1日2個なら730個、1日3個なら1095個にもなります。

 

あまりスマホやパソコンの画面を見ない

 

今やインターネットの時代。スマホやパソコンは大変頼りになります。
調べものをしたいとき、パパッと検索をかければ、
たいてい欲しい情報がすぐに出てきますね。

そのため、勉強の道具として、
インターネットを活用することはとても有用なことだとは思います。

 

しかし、(すでにご存知の方も多いと思いますが、)
スマホやパソコンは目や脳にあまり良くないと言われています。

その理由として、なんらかの波動が放出されているといった話もありますが、
それよりも確たるものが、ずばりブルーライトです。
つまり、光に含まれている青色光のことです。

 

ブルーライトは、網膜や角膜に少なからぬ影響をもたらし、
眼精疲労、頭痛、そして精神の不安定、サーカディアンリズムの乱れなど、
あらゆる心身の不調を来す
と言われています。

同じ姿勢を続けることにもなるので、
肩こりや首のこりなどを招き、日頃のパフォーマンスにも悪影響が及びます。

 

勉強する上でスマホやパソコンを活用するのは良いのですが、
完全に頼り切らず、本があるなら本を使ってみる癖をつけましょう

スタンヴァンゲル大学(ノルウェー)でのアン・マンゲン氏の研究では、
電子書籍で読書した人は、紙の本を読んだ人に比べて、
内容の記憶の度合いがひどく低くかったり、ストレスの度合いも高かったそうです。

マンゲン氏の見解では、要は、
紙をめくっていくという動作(触角)が関係しているとのことですが、
たしかにそれは私も実感しています。

もっと言えば、紙はニオイだってします。
嗅覚は記憶と強く結びつきやすいとかねてから言われているので、
それも考慮すれば、本を使った勉強はたいそう脳に刺激的と言えそうですね。

 

なぜ楽典を勉強すべきかを知る

 

これが最も大切だと言っても過言ではないでしょう。

ずばり、楽典を勉強する意義を見出すことです。

 

これについては、
愛知・名古屋で音楽理論(楽典)の出張レッスン!
のページでお話をしているので、是非参考になさってみてください。

 

ともかく、意義を見出さないことには、単なるロボットです。
必要であるから楽典を勉強するのであり、
なぜ必要なのか?はよ~く考えなければなりませんね。

 

最後に

 

実際、「楽典が苦手」という人に限って、
筆記具をあまり動かすことなく、テキトーに済ませてしまっている気がします。
そして、楽典を軽んじすぎています

あまり難しく考える必要もないとは思いますが、楽典は、
あなたのパフォーマンスを支えるための基礎的な音楽理論です。

 

しっかりと前向きに勉強してみましょう。
分かるようになれば楽しいと思います♪

自分だけの力ではなかなか前進できないときは、
友人や先生の力を借りつつ、知恵を使って精進しましょう!

そして、とにかく練習練習!
楽典も実技も、いわばスポーツなのです^^

 

では最後に、ポイントをまとめておきましょう。

 

  • 練習問題に多くの時間を割く
  • 楽典の本はリラックスしながら読む
  • 出された宿題と同じような内容の問題をたくさん解く
  • スケジュールには余裕を持たせる
  • 「時間」ではなく「質」が大事と心得る
  • 集中力が切れたら休むか切り上げる
  • 隙を見つけては勉強をし、それを癖にする
  • あまりスマホやPCの画面を見ない
  • なぜ楽典を勉強すべきかを知る

 

なお、「あまりスマホやPCの画面を見ない」と言っておきながらご案内するのはちょっと矛盾するかもしれませんが、
弊サイトでは、楽典のデイリースタディ(略してDS)を更新しております(2018年6月12日~)。

土日祝はお休みですが、毎日短時間、ぜひ集中して解いてみてくださいね♪

⇒ 楽典DS最新問題はコチラから 

 

では、さらば!!

 

 

 

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