ご訪問ありがとうございます!
はと出張音楽教室の蔭山卓司です。

 

さて、以前「第28回名古屋演奏家育成塾コンサートで歌います!」という記事にてご案内しましたが、
そのコンサートにて無事に出演を果たすことができました。

 

今年は例年より台風が多いですが、西日本を中心に、風雨による災害に見舞われました。
また、北海道では先日、震度7という非常に強い地震が発生してしまいました。

一日も早い復興や回復を、心より、お祈り申し上げます。

今回、何事もなくステージで平和に歌えたのは、かけがえのないことでした。
少しでも活気づいたら・・・と思い、精一杯歌わせていただきました。

 

そして、いらっしゃった皆さま、
アドバイザーの先生方、

 

誠にありがとうございました。

 

今回は、当該コンサートを終えてのレポートです。

コンサートの結果、ハプニングや反省点、会場での実感などについてまとめました。

 

ちょっと長くなりますが、
「今後、名古屋演奏家育成塾などにて学習・演奏をしたいなあ」という方は、
是非、ひとつの参考になさってみてください♪

 

コンサートの概要

 

まずは基本情報からです。

 

 日時 

2018年9月8日(土) 13:30 開演( 13:00 開場)

 会場 

千種文化小劇場(ちくさ座)

 主催 

名古屋演奏家育成塾実行委員会(名古屋市/公益財団法人名古屋市文化振興事業団/特定非営利活動法人 日本室内楽アカデミー)

出演者 

塾生4名および伴奏者、特別演奏者(過去の出演者)
※ トラブル回避のため、氏名は省略しております。

演奏曲 

以下、演奏順です。

声楽(メゾ・ソプラノ) Tさん

  • G.ロッシーニ: 歌曲「音楽の夕べ」より 第9曲 ヴェネチアの競艇 ~競艇前のアンゾレータ~
  • G.ロッシーニ: オペラ「アルジェのイタリア女」より 惨い運命よ!
  • D.カプア: オー・ソレ・ミオ

マリンバ Mさん

  • 安倍圭子:  The wave impressions for Solo Marimba and Orchestra

ピアノ Kさん

  • F.ショパン:  12 の練習曲 作品 25 より 第 11 番「木枯らし」
  • N.メトネル: 忘れられた調べ、作品 39 より 悲劇的ソナタ

声楽(テノール) 私 蔭山卓司

  • 山田耕筰: 「童謡百曲集」より 電話、青蛙
  • 山田耕筰: 城ヶ島の雨
  • F.シューベルト: 魔王

【特別演奏】打楽器Yさん

  • トマー・ヤリフ: Gyro

 

結果

 

「コンサートなのに
  ・・・結果って何??」

と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、
第28回の名古屋演奏家育成塾コンサートでは、

 

  • 聴衆賞
  • 奨励賞
  • 名フィル賞
  • 名古屋市文化振興事業団賞

 ※ ほか、コンサート2回分まとめての「名古屋市長賞」もあるようですが、今回は次回まで保留。

 
という賞が 該当者に授けられることになっていました。
ややコンクール要素のあるコンサートというわけですね。

奨励賞名古屋市長賞の受賞者は、
名古屋市文化振興事業団登録アーティスト(アーティストの人材バンク)に、
登録される仕組みになっているとのこと。)

 

また、演奏後には、
ベテランのアドバイザーの先生方によるアドバイスタイム(公開)もあり、
お客さまにとっても、見ていてドキドキする刺激的なコンサートといえましょう。

 

私の賞について

 

聞くところによると、過去には何も賞をもらえなかった人もいるようですし、
私の選曲的にも、名フィル賞については門前払いだと確信していました。

だから何ももらえないかも!」と半ば思っていました。

今回は弊教室の生徒もいらしていたので、
もうハラハラものでしたね 笑

 

しかし私は今回、ありがたいことに、

 「奨励賞

をいただくことができました m(__)m

奨励賞

 

 “奨励” という文字のとおり、
これを励みに、さらなる研鑽を積んでいきたいと思います。

そして、音楽の歓びを少しでも多くの方に伝えていきたいと思います。

 

ハプニングについて

 

実は、です。

今回のコンサートの2週間ほど前に、音楽には関係ないことで 重大な本番がありました。
それはそれは、もう神経がすり減るほどのもので、その後一週間、バテバテでほぼ抜け殻状態でした(お仕事はしてましたけどね)

 

「何とかして力を取り戻さねば!」

 

・・・そう思っていた矢先です。

 

ノドの異変

 

「え、まじ!?
  ノドが、なんか、変・・・」

 

そうです。

どうやら、風邪を引いてしまったようなんです。

ひとつの一大事を経て、体の免疫は低下していたようです。
緊張の糸が解け、一気に疲れが押し寄せ、ついにノドに来てしまったのでしょう。

 

ノドがチクチクヒリヒリ。

 

そこで私は、ともかく、

  • 十分な睡眠
  • 栄養補給、水分補給
  • 必要最低限のエアコン

で、治癒に努めました。

 

その後も痛みは増しましたが、なんとか声だけはセーブできました。

 

本番3日前はやや快調、本番には一応完治!

 

9/8 のコンサートの3日前には、師匠による最終レッスンがありましたが、
そこではノドの痛みはやや収まっていました。
本調子ではなかったものの、思ったよりは快調で、ちょっと安心しましたね。

 

そして 9/8 には一通り治り、病み上がりではありながらも、自分なりの力を存分に発揮したつもりです♪
愉しく歌うことができました。

 

お詫び

 

ひょっとすると、歌いながら、ウイルスか何かの残党をばら撒いていたかもしれません。
聴きに来てくださった方、もし風邪を引いたら、私のせいにしていただいて構いません!
(仮に麻疹とかならバイオテロになりますね!・・・あ、念のため書いておくと、麻疹ではありませんのでご安心ください。)

 

まあ、実際風邪だったのか一過性の何かであったかは分かりませんが、本当に焦りましたね。
幸い、声帯がちゃんと機能していたことや、鼻に来なかったことが救いでした。

 

今回のコンサートでは、多少声がザラッとしてお聴き苦しい点があったかもしれません。

 

深くお詫び申し上げます

 

とにもかくにも、お客さまに楽しんでいただくことが私の思い。
そこが少しでも果たせていたのであれば、とても幸いに存じます。

 

所感

 

今回の本番を通して・・・。

 

集客に関する反省点

 

そして、反省すべき大きな点は、”私自身” の集客の悪さ・・・。
会場は満席だったようですが、私が呼んだお客さまが少なかったことが、聴衆賞選出の投票シールの数で露呈しました。
(というのも、やっぱり近しい人に票を投じるのが人情ってもんですもんね^^; どの世界も)

 

うむ。こりゃ情けない・・・。
もっとうまく誘うべきだったし、ファンづくりをちゃんとしておくべきだったと反省です。

でも、本当の本当に心打つ演奏であれば、私のことを知らない人でも票は入れたはずですから、これも実力の内でしょう。

 

ただ、たとえ少ない数であっても、
今回、私の歌やキャラクターを気に入った方がいらっしゃれば、私はその方を大切したいと思います。

好きな人はカモーン!
気に入らなかった人はさようなら。

それが私の基本的なスタンスですので、
演奏そのものについては、何か後悔があるわけではありません。
むしろ、思う存分に歌うことができたものと思っています。
 ※ 改善点は当然あります。

 

今回の選曲と、客受けについて

 

例年の客層は「ピアノ関係者が多い」といった噂をどこかで聞きました。

これは、選曲を考える上での悩みの種でした。

 

ピアノが好きな人には、
もろにクラシックな感じの曲が好きな人が多いだろう。

と思ったので、私も何か「ザ・クラシック!」な選曲をしたほうがいいのか?
と少し悩みました。

 

でも、です。

 

私が最も好きな分野は、
童謡や唱歌、日本歌曲、そして歌謡曲など。

そういうのを歌いたかったのです。

だから最初「ジジ臭いって思われやしないか」と思いました。

ここまでお読みいただいた方は分かると思いますが、
文章ですら、なんだかジジ臭い感じがしません?(笑)

 

しかし師匠からは、
曲のレベル云々ではなく、自分らしさをアピールできる曲を選びなさい
と後押ししていただき、結局、

  • 山田耕筰: 「童謡百曲集」より 電話、青蛙(いずれも F-dur で)
  • 山田耕筰: 城ヶ島の雨(C-dur)

といった、童謡や、歌謡色のある歌曲を選びました。

そして、演技性のある有名歌曲も歌いたいと思い、
ドイツものではありますが、

  • F.シューベルト: 魔王(g-moll)

も選曲しました。

 

お客さまの目にどう映ったかは、
後日頂くであろうアンケートを読んで勉強したいと思いますが、
先ほども書いたように、

 

好きな人はカモーン!
気に入らなかった人はさようなら。

 

それが、私の基本的なスタンスです。

 

 

会場での実感

 

千種文化小劇場(ちくさ座)は、
ググってもらうとすぐに分かると思いますが、
円形舞台で、黒い感じの小洒落たホールです。

 

小演劇や朗読会などに向いているような会場だなあ、と個人的には思います。

 

私は客としてなら数回来ていますが、
歌わせていただくのは今回がはじめて。

だから最初、「声が全く響かなかったらどうしよう・・・」
と、内心気になっておりました。

 

でも、リハーサルをしたとき、
思ったよりも跳ね返りがありましたし、
本番も、特にデッドな感じはしなかったですね。

ただ、めちゃんこ残響がある!ってこともないので、
電気文化会館のホールのような残響時間の長さを想定してしまうと、
いざ歌ってみたら「想定外」ってことになりえるかもしれません。

 

また、ステージ左右のやや後方にも客席があるのが特徴でもあります。
演奏には集中することができたものの、
そちらの方にどうアピールすべきかは難しいところがありました。

なお、聴きに来ていた私の友人は、
ピアニストの背面(私から見て右)のブロックに座っていたらしいですが、
彼の位置では、ピアノの音がやや大きめに聞こえていたそうです。

 

最後に

 

私がアドバイザーの先生方から何を言われたのか?
については、とても貴重なことです。

つまり、それを知るのは、
実際に会場に足を運んでくださった方の特権だと思っています。

だからここには記録しないことにします。

 

・・・が、お褒めいただけた点を特別に1個あげておくと、

日本語とドイツ語の発音

です。
特に日本語については、終演後、お客さまからも直接お褒めの言葉をいただくことができました。

 

「え?日本語の発音が良かったって・・・、
あんた日本人だから当然のことじゃないの?」

・・・と思われる方も少なくないと思いますが、
実は、意外に、一筋縄にはいかないんです。

 

西洋の声楽における日本語って、想像以上に難しいです。
母国語だからこそ余計に、です。
(さらに、歌における発音は「舞台語」としての発音でもありますから)

実際、声楽をやっている人の場合、
日本語が不明瞭になったり西洋風の発音になったりする人が少なくありません。
これは、日本人の永遠の課題でもあります。

 

そのため、私自身、日頃から、
特に日本語の発音には、けっこう細かくこだわってきたつもりです。

大学院生のときの専門研究分野でもありましたし、
過去に鳥取で「グッと伝わる!日本の唱歌の歌い方」なんてのをさせていただいたこともあります。

 

そのためか、今回 発音について評価していただけたことは、
もちろん嬉しさもありましたが、「報われた…」という安堵感が大きかったですね。

 

とはいえ、発音と発声の世界は深いです。深海です。
そこにはきっと、見たこともない生き物が棲んでいるはずです。

決してお褒めの言葉に甘んずることなく
日本語と発声の関係性について、もっともっと掘り下げていこうと再認識しました。
完璧なんか、ありゃしないんですから。

 

おっと、自分語りが長引きそうですね・・・(^^;)
ここらで筆を置こうと思います。

 

この度、尊い場にて歌わせていただけたことは、大変光栄でした。
素晴らしい勉強ができ、今後の良き羅針盤とすることができました。

改めまして、第28回名古屋演奏家育成塾コンサートの主催者・関係者の方々、アドバイザーの先生方、共演者の方や他の出演者の方々、会場に足を運んでくださった方々、応援してくださった方々、そしてわが師匠に、厚くお礼申し上げます。

 

【追記】後日談

 

9月20日、お客さまのアンケートやアドバイザーの先生方の講評が私のもとに届きました!

一字一句、句読点、行間、筆圧や筆跡まで、丁寧に読ませていただきました。

誠にありがとうございました。
今後の参考に致します m(__)m